診療案内

白内障

■1. 白内障ってどんな病気?

人間の目の中でカメラのレンズにあたる部分である水晶体が、加齢やその他の原因により色や硬さなどの性質が変化する病気です。(例:透明な水晶体→黄ばみや、硬くなる)。それにより普段から見え方がスッキリしないなどや、強い光などに対してまぶしさを強く感じることがあります。原因にもよりますが、早い方では40歳位から発症する場合もあります。

白内障がある程度、進行してくると視力や日常生活にも支障がでてきます。

■2. どんな症状が出たら診察を受けるべき?

ものがスッキリ見えなくなったり、眩しくて目を開けていることが辛くなってきたら、一度眼科での受診をおすすめします。白内障の程度にもよりますが、点眼液での治療など行うことができます。

■3. どんな治療をするの?

ある程度までは点眼での治療になりますが、白内障が進行し視力の低下が強くなったり、日常生活に支障がでる場合、治療法は手術になります。手術は濁った水晶体を人工のレンズに取り換えるというものです。最も一般的な白内障の手術方法は、まず麻酔の点眼を行い目にメスで小さな切れ込みを作ります。そこから薬剤とチッソトーム(針のように細い器具)を挿入し、水晶体の水晶体嚢(水晶体の入っている袋)の前部分を円形にくり抜きます。そこから超音波の機械を用いて、濁った水晶体を細かく砕きながら吸い出していきます。濁った水晶体がなくなったら、水晶体嚢内に人工のレンズを留置し、目の中に残った薬剤を除去します。その後、小さな切れ込みに浮腫を人工的に作り(浮腫を作る事により切開部分を縫わないで済みます)手術終了です。時間は10分から15分ほどで、その日は眼帯をして帰宅しますが、翌日以降には眼帯なしで生活ができます。

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