診療案内

近視進行予防

■近視進行予防

「子供を近視にさせたくない・・」「眼鏡をかけさせたくない・・」
親御さんであれば、考える事だと思います。

 

この分野は近年研究が進んでいます。
まず予防法には大きく分けて三つあります。

 

① 生活習慣による近視進行予防

近業作業の注意屋外活動の推奨 です。

簡単に言うと、
「近くで見過ぎないで、外で毎日2時間遊ぼう」ということです。
昔、なにか聞いたことがありますね。

 

② マイオピン点眼による近視進行予防

次に効果があると言われているのが、就寝前の低濃度アトロピン点眼です。
文献にもよりますが近視進行を60%抑制と言われています。
低濃度のアトロピンによる調節麻痺効果や散瞳効果は、自覚するレベルではないようです。
しかし近くの見えにくさや眩しさを感じるようであれば、投与中止を考えます。

 

眼科でよく処方されるトロピカミド点眼(ミドリンMやサンドールMYなど)は、調節緊張を緩和させる効果はありますが、近視進行抑制効果はないと言われています。

 

③ ナイトレンズ (オルソケラトロジー)

これは特殊なコンタクトレンズです。
夜寝る前につけて、朝外すことで近視進行抑制だけでなく、近視治療効果も併せ持ちます。近視治療効果といっても、装用をやめていけば効果も無くなっていきます。

 

近視進行抑制は軸外収差抑制というメカニズムによって、生じているようです。

 

同様に軸外収差抑制メガネというものもあるのですが、こちらは効果が薄いので当院では、採用してません。

 

ナイトレンズは、保険外治療となるため自費診療となります。

 

また諸外国では小児への使用もされてますが、日本ではガイドラインにおいて20歳以上となっております。ただし大学病院等ですでに小児の安全性に関する臨床研究が行われており、中間報告でも有害事象は認めておりません。

 

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